こんにちは、*✏︎cotoです。
設計事務所で働く新人設計士になるための道のり、興味はありませんか?
この記事では、設計事務所で働く新人設計士としての私の経験を詳しく紹介します。
まだ学生、あるいは新人で設計事務所でのキャリアを考えている方なら、この記事はおすすめです!実際の経験をもとにした、具体的な内容になるよう意識して書きました。あなたの興味や関心に答えることができるよう願っています。
さあ、一緒に新人設計士の成長を追いかけてみましょう!
設計事務所での勤務がはじまる
設計事務所での勤務初日
(私服でお気に入りの小物に囲まれて忙しく仕事をする人たちと、優しくて温和な代表、副代表。
緊張をほぐしてくれるかのように、そんな方々と雑談をしながら、初日は雑務をすることから始まった気がします。)
しばらくすると、私も与えられた仕事に真剣に取り組んでいました。
そして、学校を卒業してまず、業界のプロフェッショナルから設計について直接学べることが大きな魅力に感じました。仕事を通して、建築やインテリアデザインといった専門分野の知識とスキルを目で見て、肌で感じ、身につけることができることが嬉しく、これから毎日次々と新しいことに出会えるのではないかと心躍りました。
具体的には、プロジェクト全体の進行管理やクライアントとのやりとり、そして実際の設計や施工図面の作成など、業務を通じて学びの幅が広がっていきました。
実際、学校の課題と違い、予算や土地の条件など、縛りがある中、その壁を乗り越え、代替品がないかメーカーに問い合わせして探したりと施主様とメーカーの間に挟まりながら悩む日もありました。
入社後1ヶ月経った頃から、社長の判断で積極的に施主様との会議に参加させていただきました。
最初に参加したのは都心からアクセスの良いファミリー層をターゲットとした集合住宅の物件。
すでに大まかな設計は進んでおり、共用部や外観のデザインの検討に入っていました。
この物件で私は、モデリングソフトを使用し、図面通りにマンションをPC上でつくりました。
それから柱の太さやマリオン、外観の色味、形状、外構についての検討に携わりました。
建築物がまちの新たなシンボルに、または、地域住民の生活に溶け込むようにしたいなど、施主様の思いと設計事務所としての考えとを会議で何度も照らし合わせての検討が続いていきました。
日々、大人たちが真剣に悩んで少しずつ更新されていくデザイン、そのデザインの検討中には何度もCGモデルを変更していきました。柱の太さで印象をもう少し変えられない?外観のグラデーションはどこから?、どこで色を変化させたらより効果的?そんなことを検討していきました。
初日から3ヶ月間の様子
初日から3ヶ月間は、新入社員が業務に慣れるための期間です。はじめのうちは、上司や先輩からの指導やアドバイスに耳を傾けながら、仕事の進め方や役割を把握していきましょう。また、次のような項目を意識することをおすすめします。
-業界の基礎知識を学ぶ
-職場環境に慣れる
-チームメンバーとコミュニケーションを図る
-マテリアル選定
-ショールーム見学、メーカーの方から事務所への窓口になる
-敷地図の作成
-プレゼン資料、デザイン提案書の作成
これらのポイントを押さえた上で、与えられた業務を一つづつこなしていきます。
一度教わったことは覚えていく!そして、次に同じ作業をする時には自分でできるようにすると言ったように、繰り返し行っていけば、自分の成長を実感できるでしょう。
私は、iPadの純正のメモ機能に普段メモをし、自分の作成したデータの管理を徹底していました。
1度行った作業に関しては、できるだけ自分で行える様、心がけていました。
外部に成果物を出す際には、上司や先輩方の確認を受け、それから提出していました。まだ新人のうちは、このダブルもしくはトリプルチェックが絶対必要ですので、1つの作業に対して、時には何度も同じ確認を受けます。
その何度も続く確認作業をしてくれた先輩方に感謝しつつ、同じことはもう指摘されないぞという意気込みで、メモを取りながら作業を行いました。
敷地図を作成した後、その図面はボリュームだしというものに使われました。
自分の作った敷地図にラフプランが入り、どのくらいの規模の建物が建てられるのか、収益が見込めるのか、そんな過程を見ているのも面白かったです。
半年ほどの作業内容
半年が経過すると、仕事にだいぶ慣れてきている頃です。この頃には、いくつかのプロジェクトにアシスタントとして参加し、より具体的な業務内容に取り組みましょう。例えば、以下のような業務が含まれます。
-設計図面の作成
-照明計画の案だし
-家具選定
-現場打ち合わせへの同行
こういった作業を通じて、徐々に自分のスキルを高めていくことが重要です。
私の勤務先では照明計画には照明デザイナーさんがいるので、細かな配置や器具選定などは照明専門の照明デザイナーさんが行います。時にはこちらの希望をお伝えして、それを実現するためのお手伝いをしてくださるときもあります。
設計図面の作成、まだまだ一人ではできません。何度も先輩方に確認していただき、OKをいただいてから外部へ共有、もしくは申請します。
この時、赤入れしていただいた図面を私はスキャンして、会社用のデータファイルで保管しています。
次回、また自分で作図するときの参考にしています。
一年が経とうとしている頃
一年が経とうとしている頃には、さまざまなプロジェクトに関わり、自分のスキルを磨いてきたはずです。今後は、更なる成長を目指して、新しい分野に挑戦したり、自分がリーダーを務めるプロジェクトに挑戦してみる機会も出てくるでしょう。このタイミングで、自分のキャリアプランを見直すことも大切だと思います。せっかくの一年目の終わりですから、次のステップに向けて意気込んでいきましょう!
-共用部家具の提案
-行政協議
-管理者検査への参加
この頃には、行政協議を行う機会も増えてきました。
あらかじめ図面や確認項目を用意し、窓口の方とお話をします。何度もお話をするので、期間中は顔と名前は覚えておきたいですね。行政協議では議事録の作成も大事な作業です。
公務員の方は4月で配属が変わるので、その前後で担当者が変わり、前任者で許可を得ていたことが、NGになってしまう、なんてことが起きないよう、議事録という記録を残します。
議事録には、日付や場所、担当者の方の名前、話した大事な内容を箇条書きで良いので記録します。議事録には日付と物件名をつけて保存しておけば必要になった時に探し出しやすくていいですね。
設計を進めていく上で必要な行政協議を行えることは、その後の設計に関わってくることなので、喜ばしいことでもありましたし、法令や条例の勉強にもなりました。
さいごに
一年目が終わる頃には、どんな業務が得意で、どんな業務が不得意かがなんとなくわかっていると思います。今後どんな設計士となるのか、そのためにどうすべきなのか、いろんな基礎を身につけながら考え始めているでしょう。これから多くのプロジェクトに関わり、実務経験を積むことで、徐々に自信を持って業務に取り組むことができるようになるでしょう。設計事務所での経験をきちんと積んでいけるよう一年間を振り返って次の二年目に繋げていきたいですね。
これから設計士を目指す皆さんへ
今の私には、設計士としての道のりはまだまだ先が見えません。ですが、やりがいは大きいと思っています。日々の業務を通じて振り返れば成長を実感でき、クライアントや会社の期待に応えることで、自信を持つことができます。
私は学校の後輩に、入社して一年のことを教えてほしいと言われたばかりなので、この記事が、同じような方のためになれば幸いです。
読んでくれてありがございます。
また Bye( •ω•ฅ).。.:*
Hey people!!!!!
Good mood and good luck to everyone!!!!!